NHKNHK特集について2005年7月23日に以下の番組が放送された。 アフリカ0年番組☆ナイジェリア ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 内容 7月23日(土) NHKスペシャル 21世紀の潮流 「アフリカ ゼロ年」 4回シリーズ 第2回 ナイジェリア石油争奪戦 ~貧困をもたらすのは誰か~ 以下内容(日本放送サイトより) アフリカの多くの国が、原油、天然ガス、鉱物など豊かな地下資源をもちながら、貧困にあえいでいる。 アフリカ最大の産油国ナイジェリアは、莫大なオイルマネーを得ても国民の暮らしは豊かにならず、逆に300億ドルもの累積債務を抱えてしまった。 第2回は、なぜ豊かなはずの国が貧しさから抜け出せないのか、アフリカ貧困の構造をナイジェリアで探る。 ニジェール川河口のナイジェリア南部デルタ地帯で、去年から少数民族イジョ族の民兵が石油施設の占拠や原油略奪を繰り返している。リーダーはアサリ・ドクボ。「石油は自分たちのものだ」と主張し、貧しい村人たちの熱狂的な支持者を増やしている。その行動は世界の原油高騰の引き金にもなった。 AU・アフリカ連合の議長を務めるアフリカ大陸有数のリーダー・ナイジェリア大統領オバサンジョ。アサリによる争乱を押さえこむ一方で、貧しさこそ紛争の根だと考え、貧困解消のための戦いを始めた。その作戦は、腐敗・汚職の根絶によるオイルマネーの透明化。専門の政府捜査機関を立ち上げた。 調査によれば、ナイジェリアがこれまで石油輸出で得た金額3000億ドルの大半が汚職で消えた。背景には、あらゆる手段で資源を入手しようとするアメリカ石油メジャーや多国籍企業の戦略がある。 アサリとオバサンジョ。共に貧困脱却をめざしながら別な方向に向かう2人のリーダー。巨額の石油マネーが紛争を呼び、紛争が貧困を、貧困が次の紛争を生んだ歴史の教訓を生かすことはできるか。 今、ナイジェリア沖のギニア湾では、世界有数の海底油田が発見され、さらに海外企業が群がり集まる。21世紀のアフリカは、欧米の資源戦略がすすむなかで、豊かな資源をアフリカ自身の豊かさに繋げることは出来るか。ナイジェリアの苦闘を追う。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ アフリカ0年をみて☆bigappleの雑感 編集段階か、当HPの来訪者リストが一ページ丸まるNHKドメインになっていたのは、ちょうどアフリカ0年特集の第一回が終わったときだった。 多分nhkだけで80は訪問があった。 第2回がまさかナイジェリアになるなどという情報もなく、第2.3.4回はいったいどこの国が取り上げられるのだろうと思っていたが、あまりの訪問数の多さに、もしかして次はナイジェリアか!?とひそかに思っていた。 日本国内のサイトで、多くはないがナイジェリア現地のニュースをオンタイムで発信しているのは多分当hpだけと思うので、情報は他よりは多少多かったのかもしれない。 今日の内容はすでに当HPで取り上げたものも多かったが、しかし映像がついてよりわかりやすくなっていた。 アバチャの映像や、サロウィワの文章引用など、なかなか興味深いものもあった。 今日観た内容に関して、多少の難はあったものの、ナイジェリアのデルタに的を置いた情報としては間違ってはいなかったと思う。 しかしナイジェリアの債務とする3兆円はすでに60パーセントが帳消しされている事実は伝えられず、他の角度から見てのナイジェリアの国という大きな視野での発展の見込みに関して話がなかったことは非常に残念。 1999年、現政権(オバサンジョ大統領)に変わってからまだ6年。今まで誰も手をつける事のなかった政治汚職や国際問題に始めてメスを入れた功績はたたえられるべきものだと思う。 しかしハウサ、ヨルバの政権が続いた後、今回番組で取り上げられた地域を含み、大部族のイボ族を含むビアフラ地帯が、次の政権を狙っているのは言うまでもなく、次期大統領選に大きな変化の期待が高まっている。 これらを踏まえてもナイジェリアはアフリカ最大の人口を誇り、相当量の石油と天然ガスを埋蔵し、それをターゲットにする国際社会の好機の目にさらされている最も熱い国なのだ。 ジャンル別一覧
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